悪い歯並びは、生まれながらにして形成されることは稀で、多くの場合、後天的な歯並びへの悪影響が原因で作られています。
もちろん中には生まれつき 【歯が大きい方】 ・ 【歯が小さい方】 ・ 【顎の骨が大きい方】 ・ 【顎の骨が小さい方】 ・ 【上下のバランスが悪い方】 など、様々なケースがありますが、 多くの場合、幼い頃からの指しゃぶりや口呼吸などが原因で、悪い歯並びになっているケースが多いのです。
これらの原因を取り除くことで、キレイな歯並びを作ることができるのです。
このように原因と症状は様々で、それに対する最適な治療方法を見つけることは、とても大切です。 実際、矯正治療を終えても、原因を正確に治療し、取り除くことが出来ていなければ、後戻りが起き始めます。 なぜなら歯は、一生動いているからです。逆に動いているからこそ、何歳になっても矯正治療は可能なのです。
・・・・・・指しゃぶり
・・・・・・口呼吸
・・・・・・鼻閉(鼻疾患、アデノイド、扁桃腺肥大)
【4】・・・・・・側湾症(体の歪み)
【5】・・・・・・爪咬み、えんぴつ咬み
【6】・・・・・・咬唇癖(唇を咬む癖)
【7】・・・・・・頬づえ
【8】・・・・・・就寝体位
【9】・・・・・・舌癖(舌前突癖・咬舌癖・低位舌)
【10】・・・・・・アィーン(志村けんのまね、本当にありました)
歯並びが悪いと、普段の歯磨きでは歯ブラシで届かない部分が出てきてしまい、むし歯になりやすい傾向があります。
むし歯も歯周病も、原因のひとつは歯についた歯垢です。歯並びが悪いと歯の磨きにくい部分に歯垢がたまり、歯周病が引き起こされます。
歯並びが悪い人は歯が均等に咬んでいないため、あごのバランスがくずれあごの関節の負担が大きくなります。そのため、あご関節や筋肉に炎症を起こしやすくなります。
歯と歯のすき間が大きかったり、歯が内側に倒れている場合など、正しい舌の動きができないため、正常な発音ができなくなる場合があります。
咬み合わせがずれていたり、奥歯がないと、肩こりや頭痛などの原因の一つになることがあります。また、咬み合わせは、姿勢とも深く関わっていることが分かっています。
矯正が日常的なアメリカでは、歯並びは身だしなみのひとつであり、その人の知性や教養を表すと見なされています。日本でもそのような傾向は強くなっており、進学や就職などにも影響を及ぼします。